個人向け国債を中途換金するには

個人向け国債は、どれも購入から1年以上経過すれば、満期を迎えていなくても換金することができます。ここではその流れを解説します。
【国に買い取ってもらう場合】
中途換金する場合の一般的な方法がこちら。特筆すべきは1万円単位から中途換金できるということ。どういうことかというと、例えば「個人向け国債固定5年」のものを100万円持っていたとして、急にお金が入用になっても10万円だけ解約することができるというわけです。ただし、買い取り額は以下の計算式により算出された額で、中途換金調整額とは「直近の利子2回分×0.79685」になります。

【額面金額 + 経過利子相当額- 中途換金調整額(ペナルティの額)】

引用:ALL About 個人向け国債を中途換金する二つの方法

国債保有者がなくなった場合、大規模災害など特別な事情がある場合などは、保有から1年未満でも国債を買い取ってもらうことができます。
【国債を他の人に譲渡する場合】
国債を国に買い取ってもらう方法以外に、家族や知人などの「国債を買いたい人」に譲渡することができます。売買の仲介をする機関がないので譲渡先は自分で探さなくてはなりません。これも1万円単位で譲渡できます。この譲渡には手数料などはかかりません。また保有者が亡くなった場合も相続者に譲渡(移管)することができます。
買い取る人も債券取引のため口座を持っていないといけませんが、売る人と同じ金融機関でなくても大丈夫です。個人同士ならいつでも譲渡することができます。