個人向け国債の始め方

個人向け国債はどこで買える?

購入は銀行や証券会社
個人向け国債は全国の金融機関で購入できます。金融機関とは銀行、証券会社、ゆうちょ銀行、ネット証券など。国債を購入する窓口となる口座が必要なので、口座を開設したい金融機関選びから始めましょう。最寄りの銀行やゆうちょなどは生活圏にあり身近ですし、国債を取り扱うネット証券は数社しかありませんが国債取引のお得なキャンペーンが豊富です。まずは自分に合った窓口選びから始めてください。
大まかな流れとしては、口座を開設(身分証、印鑑が必要)したら、国債の売り出し期間中に購入を申し込みます。それで国債の購入完了です。ペーパーレスのこの時代、あなたの国債はデジタル管理されます(紙などの現物は手元にきません)。不安に思う人もいるかもしれませんが、手元に置くより盗難の心配は少ないですよね。




国債の発行スケジュール
国債はいつでも買えるわけではありません。「発行スケジュール」に沿って「発売」されるので購入できる時期が限られます。以前は1年に4回発行されていた国債も、現在では毎月1回発行されています。低金利時代が長く続き、個人向け国債の売れ行きがあまりよくないので、販売促進して国民の貯金を市場に引っ張り出す狙いもありますし、単純にお金が足りないので国民に借りたいから毎月1度発行することになったのでしょう。

権利確定月配当利回り最低投資金額(必要金額)優待内容
5月1.95%10,280円
(1株10,280円)
【10株~50株未満】
500円分の自社優待券1枚

【50株~100株未満】
500円分の自社優待券2枚

【100株~1000株未満】
500円分の自社優待券6枚

【1000株以上】
500円分の自社優待券12枚
例えば2021年の1月15日に発行される「固定3年 第127回債」を買うには募集期間である12月3日から12月30日の間に窓口で購入の申し込みができます。
個人向け国債は小額から購入できるのが人気の理由でもあります。国債は1万円から1万円単位で購入できます。ちょっとしたお小遣い程度の額から始められる投資ということで、他の投資にはない魅力があるのです。