つみたてNISAと従来のNISAとの違い
ここでは2018年3月現在のつみたてNISAと従来のNISAの違いについて、表にまとめてみました。つみたてNISAと従来のNISAは併用できませんので、違いを見比べて自分に合った方を選びましょう。
つみたて NISA | 従来の NISA | |
年齢 | 20 歳以上 | |
金融機関変更 | 毎年可 | |
出金期間 | いつでも | |
元本割れのリスク | アリ | |
非課税対象 | 譲渡益、配当、分配金 | |
非課税枠 | 年間 40 万円 | 年間 120 万円 |
口座開設(投資)期間 | 2037 年まで (計 20 年) | 2023 年まで (計 10 年) |
投資方法 | 定期的な積み立て | 自由 |
非課税期間 | 20 年間 | 5 年間 |
ロールオーバー | 不可 | 可 |
投資総額 | 800 万円 | 600 万円 |
対象商品 | 長期の積み立て運用に適した投資信託、 ETF (金融庁の基準をクリアしたもの) | 国内外の上場株式・投資信託、 ETF など |
従来のNISAの方が非課税枠は大きい
従来のNISAでは非課税枠が120万円ですが、つみたてNISAの場合は40万円までとなっています。なお、どちらも共通して途中で資産を売却しても、その年の非課税枠は拡大しません。加えて、非課税枠が余っても翌年に繰り越しもできませんので、自分の予算に合わせてどちらの制度が合っているのか選ぶとよいでしょう。
自由度は従来のNISAの方が高い
つみたてNISAはその名の通り、毎月決まった日に1万円や3万円などを積み立てていく方式になります。一方、従来のNISAは毎月の積み立て式もできますし、買いたいときに10万円や30万円など買いたい金額で自由に購入できるという選択も可能です。そのため、毎月の積み立てしか使わなくて、金額が年間40万円以下ならば、つみたてNISAの方がよいでしょう。一方、積み立て以外でも、ときどき株や投資信託を購入するかも…という方は従来のNISAの方が使いやすいかと思われます。