⑨つみたてNISAとの併用不可
2024年からの新NISAでは、つみたてNISAとの併用が可能になりました。
NISAにはこの記事で紹介している一般的なNISAと、つみたてNISAがあります。一般的なNISAはつみたてNISAとの併用はできません。つみたてNISAの方が有利なのは、一般的なNISAに比べて非課税期間が長い(20年)ことや、金融庁の基準を満たした商品のみなので、商品数が少なく、より初めて投資をする方に向いているという点です。
ただし、非課税枠は年間40万円と少ないことや、つみたて対象の主にローリスクな投資信託が中心なので、120万の枠を使いたい、株やハイリターンが期待できる投資信託にも自由に挑戦したいといった方は一般のNISAの方が向いているかと思われます。
⑩制度変更がよくある
2014年にはじまったNISAは2018年までの4年の間だけでも、100万円から120万円への非課税枠拡大や、金融機関の変更ができなかったものができるようになるなど変革を遂げています。また、当初はNISAのみだったものが、今では未成年者も加入できる「ジュニアNISA」や、年間40万円までの上限枠を20年間使える「つみたてNISA」の制度も開始となりました。今後も内容変更や新しい制度が導入される可能性もあるので、金融機関からのお知らせや、NISAに関する情報をできるだけチェックするようにするとよいでしょう。