NISAに関するデメリット&注意点を10解説

NISAは購入した株や投資信託の配当や売却に関する税金が非課税になるというお得な制度です。今や株や投資信託はインターネットを使ってどこでも購入できますし、100円からでもはじめられますので、投資が初めての方でも利用しやすいです。しかし、便利な制度にもデメリットはつきもの、NISAに関するデメリットや注意点を10個にまとめて紹介していきます。

①購入は1つの口座のみ

NISAは、口座を変更をすることで複数の金融機関で非課税扱いで株や投資信託を持つことはできます。しかし、だからといってNISAを所有するすべての金融機関で購入できるというわけではありません。購入はあくまでも1つの口座のみ、口座を変更をした人ならば新しい金融機関でしか購入はできません。

②資産を移すことができない

すでに課税口座(一般・特定)で所有している株や投資信託をNISAに移すことはできません。課税口座で購入した商品は課税商品でそのまま運用する形になり、売却して運用益が発生すれば税金がかかります。また、NISAの金融機関の変更は年に1回可能ですが、変更前にNISA口座で購入した株や投資信託は新しい金融機関に移管することができません。すると、売却するときには、もとの金融機関で手続きが必要なので、毎年のように金融機関を変更していると、その後の管理が手間と感じるかもしれません。

もし、どうしても新しい金融機関に移したい場合は、変更前のNISA資産を課税口座に移してから、課税口座として新しい金融機関に移すことはできます。しかし、課税になってしまうので、値上がりしているなら、もとの金融機関のNISA資産を売却し、新しい金融機関のNISA資金に充てた方がよいかもしれません。